2022-04-25 Mon
雨が降ったりやんだりで、探鳥会にはあいにくの天気となってしまって、中止にするか、実行するか悩んだが、野鳥大好きな方々が数人来られ、おまけにフランスから熊本に来て英語教師をやっているという青年も来たので、「では、やりましょう」という事になった。挨拶の後、駐車場の脇にコンクリートで作られている公衆トイレの外側のひさしの下にツバメが営巣を始めていたので、それを見る事にした。まだ作り始めとみえて、土の塊が少し壁にくっついている程度だ。フランス人の方は熱心にスマホで撮影している。その後、山頂に向かって歩いた。いつもだとホオジロ類やシロハラの声がしているのだが、今日はキビタキの声が目立つ程度だった。山頂からは曇に包まれた熊本市の市街地を見た程度で早めに下りた。下りる途中、横合いからハヤブサが飛んで来て、我々の目の前を通り過ぎた。
石神山公園の中心部に下りてきて、池の周りを一周し、池には水鳥の姿を見る事が出来なかったが、周りでは、キジバトの声、ホオジロの姿とさえずっている声、そしてここでもキビタキの声などを聞いた。相変わらず、雨は降ったりやんだりしているが、強い降りにはならない。傘を開いたり、すぼめたりしながらも、何とか探鳥会は続行できそうだ。
叢桂園まで下りてきた。いつもだと、今の時期、アオジのさえずりが聞こえたりするのだが、メジロのさえずりが聞こえたのみだった。叢桂園に続いている釣耕園まで歩いて来ると、フランス人の方は日本の古い庭園が珍しいのか、熱心にスマホで撮影されていた。ここでは、エナガとクロジと思われる声が聞こえた。
次に「少年自然の家跡地湧水池」まで歩いた。横を流れている麹川にはセグロセキレイの幼鳥を見る事が出来た。ウグイスも鳴いていて、周りは藪になっているので、ホオジロ類も多く見られるところだ。階段を上り、古庄公園に着いた。ここではハシボソガラスの巣を見た。二日ぐらい前はメスと思わる個体が巣に座っていたのだが、今日は空っぽの巣となっている。
ここを下りて、叢桂園横の竹林に入った。竹林を出たらメジロが目の前の竹のてっぺんでさえずっている姿を見る事が出来た。そして、百梅園の脇を通り、元の集合場所の駐車場まで戻って来た。雨が降ったりやんだりする中、2時間強たっぷり歩いたが、皆、楽しそうな顔をされていた。鳥合わせをしていたら、私たちのすぐ上をアオサギが飛んでくれた。
[鳥種]
コジュケイ、キジバト、アオサギ、コサギ、コゲラ、アオゲラ、ハヤブサ、リュウキュウサンショウクイ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、シジュウカラ、ヤマガラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ホオジロ、クロジ 以上25種
メジロ 撮影 I.M

ホオジロ 撮影 I.M

ムクドリ 撮影 I.M

コゲラ 撮影 I.M

コサギ 撮影 I.M
