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日本野鳥の会 熊本県支部会員

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2021.10.17 熊本市西区・石神山公園探鳥会
 鳥あわせを終え「もう、他に見ませんでしたか?」と、聞いた直後「何か飛んでいる!」と云う声がした。空を見上げると猛禽が1羽飛んでいて、それにカラスが1羽ちょっかいを出していた。
 昨日までは連日30度を超す真夏のように暑い日が続いていたが、今日は一転、涼しい北風が吹き、季節は一挙に秋の日和となった。探鳥コースの説明、最近よく見られる野鳥の話などをした後、私達は山頂へ向かって歩き始めた。まず、丘のようになっている小高い所まで登った。途中で木の梢に留まってさえずっているホオジロの声が聞こえ、姿も見る事が出来た。この丘から東北方向に崇城大学が見える。崇城大学は毎年ミヤマガラスの集団ねぐらが形成されるところだ。
 ヒヨドリの声を聞きながら、更に歩くと300段余の石段が有り、そこを登りきると山頂だ。標高は125メートルしかないが、山頂からは眼下に熊本市の市街地が一望出来、振り返ると金峰山もよく見える。日頃、歩き慣れていない方は疲れたのかベンチで一休みされている。しばらく周りを見物した後、下りることにした。階段を下りて少し行くと、数本のカラスザンショウが植わっている。よく見ていたら小鳥が2羽飛んできて、1羽が近くの枝に留まった。双眼鏡で見たらキビタキ♀だった。カラスザンショウの実を食べに来たのだろう。
 中央広場に下りて、池を見るとアオサギが1羽たたずんでいた。ササゴイの幼鳥も居たそうだ。池の周りを歩き、叢桂園方向へ下りていく。途中は藪が多いので、冬は小鳥が多く見られるところだ。叢桂園は、昔、村井氏と云う方の邸宅が有ったところだそうで、苔むした庭に曲水の宴も出来る様なうねうねとした小川が作ってある。続いて、釣耕園に入る。ここは、江戸時代に細川藩の家老をされていた続家の邸宅とその庭だ。ここも趣のある苔むした庭園となっていて、池が有り小川も流れていて、歩くだけでも心が安まるところだ。
 釣耕園を出ると、目の前が「少年の家跡地湧水池」となる。こんこんと涌いてくる清水を見ていたらリュウキュウサンショウクイの声がした。ここを出て、前を流れている麹川に沿って歩き、灌木に囲まれた細い階段を登ると古庄公園だ。ここは普通の公園だが、大きい樹木も植わっていて、小鳥もよく見られる。ここにはセキレイ類3種(キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ)が居た。
 公園を出て住宅街を抜けると百梅園に着いた。ここの梅林を眺めながら登り切ると出発地点の石神山公園駐車場に着く。駐車場で鳥あわせをし、最後に見る事が出来た猛禽はハイタカ♀だった。最後が一番盛り上がったかな、、、。

[確認鳥種]
キジバト,アオサギ,ササゴイ,ハイタカ,コゲラ,リュウキュウサンショウクイ,モズ,ハシブトガラス,ハシボソガラス,シジュウカラ,ヤマガラ,ヒヨドリ,エナガ,メジロ,キビタキ,スズメ,キセキレイ,ハクセキレイ,セグロセキレイ、カワラヒワ,ホオジロ      以上21種

エナガ
AJ4V7881石神山探鳥会・エナガ_Rウエブ用

アオサギ
AJ4V7864石神山探鳥会・アオサギ_Rウエブ用

ホオジロ♂
AJ4V7856石神山探鳥会・ホオジロ_Rウエブ用

ハイタカ♀
AJ4V7887石神山探鳥会・ハイタカ_Rウエブ用

参加者
AJ4V7880石神山探鳥会・百梅園_Rウエブ用


未分類 | 13:56:24 | トラックバック(0) | コメント(0)
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