2014-07-06 Sun
大分県黒岳の麓、男池駐車場前に集合し、各自、自己紹介をした後、「男池園地」の入り口から入り、小川沿いの散策道を歩きました。ミソサザイ、カワガラスなど、渓谷でよく見られる鳥の他に、ジュウイチ、キビタキ、ヒガラなどの森林性の野鳥の声も聞こえて来ました。滝が見えるところまで歩いて、同じ道を引き返し、今度は登山道に入りました。入ると、すぐイカルの声が聞こえました。キビタキは声だけでなく姿も見る事が出来ました。しばらく歩いていたら、オオルリの声がしました。「隠し水」に着いたら、大きな倒木の下に苔の塊のようなものが落ちていました。よく見ると、真ん中に丸い空洞があり、ミソサザイの巣ではないかと思われました。倒木の下側に作ったものが、重みで落ちて来たのでしょう。私たちは、水を飲んだりして、一休みした後、先へ進む事にしました。ここからがしばらく上り坂になり、胸突き八丁ともいえるところです。天気は曇りで、雨は降っていませんが、額には汗がにじんできます。キビタキ、ミソサザイ、ヒガラ、ゴジュウカラなどの声が、私たちを励ましているように聞こえました。
折り返し地点の「ソババッケ」に到着すると、たくさんの人が休んでいました。ここは平治岳・黒岳へ行く分岐点になっています。到着したのは午前11時頃だったのですが、少し早めの昼食をとることにしました。「ゲロゲロ」と蛙の声も聞こえます。雲行きもだんだん怪しくなってきたので、昼食をとったらすぐに下山することにしました。ぱらぱらと雨も降り始めました。傘を差す人、カッパを着る人など、それぞれに雨仕度をしましたが、登山道に入ると、樹木の葉が雨を受けてくれるせいか、ほとんど雨粒は落ちて来ませんでした。帰りは下り坂ですので、足を滑らせないように気をつけながら歩きました。「隠し水」まで歩く内にアオゲラやツツドリの声が聞こえて来ました。そこを過ぎ、登山口の少し手前へさしかかると、オオアカゲラのペアの姿を見ることが出来ました。大木の枝で虫を捕っているようでした。
「男池園地」の出口まで来たら、雨が本格的に降り始めました。仕方がないので、近くのお店の軒先を借りて、鳥あわせをして終了となりました。慌てて車に乗り込みましたが、それから大粒の雨になりました。私たちは、運良く、あまり濡れることもなく、帰途に着くことが出来ました。
[確認鳥種]
アオゲラ、アオバト、イカル、ウグイス、エナガ、オオアカゲラ、オオコノハズク、オオルリ、カケス、カッコウ、ガビチョウ、カワガラス、カワラヒワ、キジバト、キセキレイ、キビタキ、クロツグミ、コゲラ、コサメビタキ、ゴジュウカラ、サンショウクイ、シジュウカラ、ジュウイチ、ソウシチョウ、ツツドリ、ハシブトガラス、ヒガラ、ヒヨドリ、ホトトギス、ミソサザイ、ヤブサメ、ヤマガラ、ムシクイ類sp 以上33種